研修医
インタビュー

04

できる限り資格を取るため
ずっとチャレンジは続きます

岩手医科大学附属病院 消化管内科

安達 香帆 Kaho Adachi

Profile

岩手県出身
北里大学医学部卒業
2018年4月〜
北里大学病院 初期研修
2020年3月
 
2020年4月
岩手医科大学 消化管内科入局
2020年4月〜
岩手医科大学附属病院 消化管内科勤務

Course of events

北里大学医学部(神奈川県)を卒業後、北里大学病院で2年間初期研修を受けました。出身地である岩手県は関東圏と違って医者の数が少なく、いずれは岩手に戻ろうと考えていました。ところが研修医時代、岩手医科大学を見学した際、医局の雰囲気がとても良くて、しかも先輩方がいきいきと働く姿に「今すぐここで働きたい!」と思い、消化管内科に入局しました。

消化管内科の魅力

内視鏡はとても奥が深い!

消化管内科を選んだ理由は、手技を極めたかったことと、内視鏡が楽しいからです。研修で初めて内視鏡を握らせてもらった時、全然うまく操作できなかったのですが、2つ年上の先輩方が、スルスルと巧みに内視鏡を扱いながら的確に診断までされる姿を見て「私も早くこんなふうになりたい!」と、とても刺激を受けました。内視鏡は通常の検査だけではなく、出血性胃潰瘍が見つかればその場で内視鏡治療(止血術)が可能です。自分が治療した患者さんが退院していくのは嬉しいですし、一番やりがいを感じる瞬間です。もちろん知識や経験が不可欠ですが、幸いなことに内視鏡はきれいな写真さえ撮れていれば、後から先生方と情報共有・相談ができるので、何度も画像を見返したりしながら、早く先輩方に近づけるように日々頑張っています。領域の広さも消化管内科の魅力の一つです。現在、私は胆膵チームに入っていますが、胆膵の検査はガイドワイヤーを入れたりステントを留置したり難易度が高いため、チームプレイも必要です。そういった治療に携われることにもやりがいを感じています。内視鏡はとても奥が深く、一朝一夕で身に付くものではありませんが、少しでも上の先生方に追いつけるように一日一日大切に学んでいきたいと思います。

内科専門医研修プログラムで
学んだこと

当直で、一歩踏み込んだ仕事ができるようになったと実感

実は今日、病院の当直明けなんです(笑)。救急患者さんの疾患の中で、消化管内科の領域である急性腹症(腹痛)が最も多いといわれているため、当直はいつも緊張します。昨夜も消化器系の疾患の急患が来たので、問診から始まり診察、採血を行い、疑わしい疾患を絞り込み、必要な検査を組み立て、診断までを私が担当しました。入院加療が必要な病気でしたので、入院中の治療についても説明しました。昨夜を振り返ると、研修医だった頃の自分と比べて一歩踏み込んだ仕事ができるようになったと思いますし、消化器内科の医師になるという夢に一歩近づいたと実感しています。今後楽しみなプログラムの一つが、救急科のローテートです。消化管出血の急患が来た際には、私が担当の医師としてしっかり対処できるよう、ローテート開始までには内視鏡治療を習得したいです。

医局について

「自分が成長できる場所」と自信を持って言えます!

私と年齢が近い先輩方がバリバリと仕事をされていて、4人の女性医師も活躍されています。自分もこうなりたい!と思える先生が身近にたくさんいるのが心強いですね。また、皆さんいつも私を気にかけてくださって、指導も丁寧で細やかですので、「自分が成長できる場所」と自信を持って言えます。
松本教授は、クローン病や潰瘍性大腸炎などを代表とする「炎症性腸疾患」のスペシャリストであり、この疾患の近年発展著しい薬剤の研究も熱心にされています。若い女性にもよく見られる疾患ですので、教授から多くのことを学び取り、的確な治療がしっかりとできるようになりたいです。

目指す医師像

仕事に関わる資格は、できる限り取得したい

まずは内科専門医の資格を取得して、その後、内視鏡専門医も目指したいです。消化管分野には多くの資格があり、仕事に関わるものはできる限り取得したいので、ずっとチャレンジは続きます。そして、私が生まれた盛岡で、医療に貢献していきたいです。

Message

私は関東の医大で学びましたが、生まれた岩手県で医療に携わりたいと思って、岩手医科大学の内科専門医研修プログラムを受けることにしました。医師の人数が少ない地域で働くことは貴重な経験になると思うので、ぜひ多くの皆さんにこのプログラムを受けてほしいと思います。

理想の内科医とは、内科疾患全てをオールラウンドに診療できる医師といえます。一方で、細分化された各内科領域では最新の知識と高度な治療手技を習得することが要求されます。これらを両立するため、消化管内科は消化管疾患の診療を介して全身状態を把握し、適切な治療を目指すことに力を注いでいます。もちろん、最新の内視鏡技術を楽しく確実に習得していただけます。安達さんのようなやる気のある方をお待ちしています。来れ、消化管内科へ。

消化管内科 教授 松本 主之