創立120年を超える伝統と革新の中で。岩手医科大学付属病院

かたる。
しごと。

先輩の「仕事」について、
かたってもらいます。
環境、仲間、
患者さんとのことなど。
知ることで、
安心はやってくる。

沢口 勢良県立中央病院/消化器内科勤務

花巻市出身。岩手医科大学卒業。
2013~15年 八戸赤十字病院(八戸市)初期研修
2015~16年 同病院消化器内科勤務
2016年   岩手医大消化器内科入局
2016年4月~17年3月 岩手医科大学付属病院勤務
2017年4~10月 県立宮古病院(宮古市)消化器科勤務
2017年11月~現在 県立中央病院(盛岡市)内視鏡科勤務
(卒後5年目)

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about Work

Q.わたしがこの病院を選んだ理由。

岩手医大卒業後、八戸赤十字病院での初期研修2年間を経て、同じ八戸赤十字、岩手医大病院、県立宮古病院、そして現在の県立中央病院に勤務しました。

八戸赤十字は幅広い診療科があり、それぞれの科同士の連携も取れていて、研修医として学ぶことがとても多かったので、希望を出してさらに1年間常勤医として勤務させてもらいました。岩手医大では最新の医療機械と先輩方の高度な技術に触れ、多くの難しい症例を経験することができました。

宮古病院は常勤医のいない科もあり、各科の医師が数名と規模は大きくありませんが、沿岸部の宮古地域8万7000人を支える広域基幹病院です。ドクターヘリを使った患者さんの盛岡搬送が日常的に行われるなど、岩手医大との密な連携のもと、ベテランから若手まで医療スタッフ一丸となって地域医療にあたっています。

また、まだ着任したばかりではありますが、中央病院は規模が大きく高度な医療を提供できるため、県内各地から患者さんが来て、幅広い症例を経験することができる環境です。

Q.どんな職場?

消化器内科や内視鏡科は、外来や急患では、腹痛を訴える患者さん全般の診断をする場面があります。問診や検査を通じて症状を見極めて診断するという頭を使う側面と、内視鏡を使って治療をするという技術が必要な側面の両方があり、手を動かしながら考え治療するというのがこの仕事のやりがいだと思います。

宮古病院の場合、規模が大きくない分、スタッフが「みんなでがんばろう!」というアットホームな雰囲気があり、それぞれの診療科が科を越えて気軽に相談したり意見を聞いたりできるのがとてもよかったです。

私はまだ若手で経験年数が少ないので、外来に来た方や入院患者の内視鏡や大腸カメラの検査を担当することが多く、ポリープの切除など内視鏡治療の経験を積んでいるところですが、宮古では他科の先輩方からもたくさんのことを教えていただきました。

Q.職場環境は?

沿岸にある宮古病院はやはり、東日本大震災の被災地域ということで、復興事業のために全国から来た方が多い地域で、患者さんの中にも九州や関西の方が何人がいて、岩手では聞きなれない方言を聞くことも多かったですね。

また沿岸の方は我慢強いのか、症状が出てしまってから病院を訪れ、そのときにはすでに癌が進行しているというようなケースも多いように感じました。場合によっては、ドクターヘリや救急車で医大に搬送することもあります。逆に医大で処置が済んで、自宅に近い宮古病院に転院して経過観察をしている患者さんも多くいます。

1日のスケジュール

1日のスケジュール ※これは一例です

みなさんへのメッセージ

若いうちに地域に根ざした病院で経験を積むことはとてもよいことだと思います。大学では先進的な技術や知識を学ぶことができますが、地域の病院ではそういった技術を提供できる設備が十分に整っていないなかで、医師や看護師たちは日々最善を尽くしています。そういった現実をきちんと知った上で、自分の進む道を考えることが大切です。

小規模な病院では若い医師であっても同僚からも患者さんからもひとりの「医師」として扱われ、責任を感じながら仕事をするので、おのずと医師としての心構えが身につきます。

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