創立120年を超える伝統と革新の中で。岩手医科大学付属病院

かたる。
しごと。

先輩の「仕事」について、
かたってもらいます。
環境、仲間、
患者さんとのことなど。
知ることで、
安心はやってくる。

川島 智美岩手県立中部病院/糖尿病代謝内科勤務

盛岡市出身。岩手医科大学卒業。
2013~15年岩手県立中部病院(北上市)初期研修
2015年岩手医科大学糖尿病代謝内科入局
2013~17年岩手医科大学大学院
2017年6月~県立中部病院、糖尿病代謝内科勤務
2017年内科認定医取得
(卒後5年目)

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about Work

Q.わたしがこの病院を選んだ理由。

勤務する県立中部病院は、岩手県の内陸南部の北上市の田園地帯にあります。北上市と花巻市にあった二つの県立病院が合併して2009年にスタートした新しい病院で、施設も新しく清潔感があります。内陸中部地域の広域基幹病院としておもに急性期医療を担っています。北上市内だけでなく花巻やもっと遠くからも患者さんが来るため、多くの多様な症例に携わることも可能です。

わたし自身は医大5年生のときに、県内のいくつかの病院を見学させていただき、初期研修の病院を決めました。男女問わず先輩医師がいきいきと働いていて明るい雰囲気の中部病院が印象に残ったからです。新幹線、在来線の駅もあり、岩手医大や実家のある盛岡に行きやすいのも理由のひとつでした。

初期研修では2年間かけてすべての診療科で研修をさせていただいたのですが、そのなかでどの科で診療に当たっていても、糖尿病の患者さんが多いことに気が付きました。内科はもちろんのこと、産科には糖尿病でハイリスクな出産を控えた妊婦さんがいますし、糖尿病が原因で眼科にかかる患者さんもいます。この2年間の経験から「糖尿病を抱えた患者さんを支える医師になりたい」と考え、岩手医大に戻り大学院で糖尿病の研究をしながら医療に携わるという進路を選びました。 その後、縁あって、初期研修2年間を過ごしたこの中部病院で糖尿病代謝内科の常勤医として働いています。

Q.どんな職場?

糖尿病代謝内科のある病院は岩手県内にはまだ多くありません。県中部の医療の中枢を担うこの中部病院では2017年4月に科を新設することが決まり、常勤医2名体制を取ることになったため、岩手医大大学院を修了したわたしが勤務することになりました。

糖尿病代謝内科の特色は、慢性疾患である糖尿病とうまく付き合いながら日常生活を送っていただくため通院や入院する患者さんの治療や指導をする一方で、糖尿病を悪化させてしまい昏睡状態に陥った急性期の患者さんの緊急的な治療にも当たることだと思います。慢性期の方には、短期間の入院を通して食事療法による血糖の変化を感じてもらったり、糖尿病を悪化させないための生活を身に付けてもらい、その後は通院しながら治療します。患者さんと長期間にわたってつきあい、いっしょに悩みながら治していける、それがこの科の医師としてやりがいを感じるところですね。

また、同じく糖尿病代謝内科のある岩手医科大学との連携体制も特徴です。各週木曜日には同僚とともに医大のカンファレンスに参加させていただき、経験豊富な先生方の症例をうかがったり、治療方針や投薬について勉強できる貴重な機会になっています。重篤な患者さんは医大につなぎ診てもらう場合もあります。

Q.職場環境は?

先輩である女性医師の科長のもと、外来での診察と、当科6病床の入院患者さんに加え、他科へ入院中の患者さんの血糖管理にあたっています。若い研修医の指導医にもなっているので、自分が学んできたことを少しでも伝えられるように毎日努力しています。科長には仕事の面での指導や助言をいただくのはもちろんですが、仕事の後でいっしょに食事に行ったり、精神的にも支えていただいていてとても心強いです。

休日夜間の救急外来当直は月に2回程度で、そのほかは当番制を取っています。当番の日は北上市内にいて、病院から連絡があったらすぐに出勤します。そのため、私は病院から徒歩5分ほどのところに住んでいます。

中部病院は診療科同士の垣根が低く、とくに糖尿病代謝内科は、科に関係なくすべての入院患者さんの血糖を見たり、逆にさまざまな疾患を抱えた糖尿病患者さんの治療にあたって、ほかの科の先生方からアドバイスをいただきながら治療を進めることもできます。

1日のスケジュール

1日のスケジュール ※これは一例です

みなさんへのメッセージ

わたし自身は中部病院での初期研修、岩手医大での2年間、そして中部病院での常勤医師としての経験を通じて、さまざまなバックグラウンドや全身の合併症を抱えた患者さんと出会うことで、全人的な医療の大切さを強く感じています。中部病院をはじめとした地域の病院では患者さんと長く付き合い、いっしょに悩みながら治療していくという経験を積み重ねることができます。新しいプログラムは多くの症例を経験できる貴重なチャンスですので、先輩医師とともにがんばりましょう。

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